2ヶ月勉強して応用情報技術者試験に落ちてみた

雑記

今回は2020年の秋に実施された応用情報技術者試験に受けて得られた知見と結果について書こうと思います。

 

受験した経緯

ご存じの通り応用情報技術者試験は合格者率が20%前後となかなか難易度の高い試験です。

今回応用情報の資格を取りたいなと思った経緯としては、以下が理由です。

  1. 自己研鑽のため
  2. 取得すると給与に資格手当として反映されるから
  3. 合格したら費用が会社持ちになるから

一番は、やはり自己研鑽です。エンジニアとかプログラマーって名乗ってるのにITの教養があるのと無いのじゃ周りから見る目が違うだろうなという理由ですね。

正直なところ資格を持ってたとしても業務に活かせないと意味ないです。資格持ってなくてスキル高い人なんてくさるほどいるし、やはり実績重視なんですよね。

とはいうものの箔がつくし、無いよりはあるほうが良いのが世の常です。でも考え方として間違えてはいけないのは、資格を取ったという結果よりも資格を取るまでにどれくらい勉強したか、知識を蓄えることができたかが重要です。

本当は2020年春期試験を受験したかったのですが、コロナ感染症によるご時世のため中止となってしまったのです。上で偉そうなこと言ったクセにこの延期によってずいぶんと学習を怠けてしまいました笑

現在の私スペック

応用情報技術者試験ということでIT系の職種に就いていたり、学校に通っている方が受験されることが多い試験ですが、私も例にもれずIT系です。

  • 文系完全未経験から中小Sierに入社し、システムエンジニア歴2年半(バックエンドメイン)
  • 使用言語 JAVA/ javaScript/ Python/ Ruby
  • 所有資格 Java silver/ 危険物取扱者免状

私が受験した結果

今回受験した結果です。↓↓

 

応用情報は午前試験、午後試験ともに60%以上の得点率で合格となるのですが、午前試験が60%超えていないと午後試験を受けていたとしても採点されず足切り不合格となります。

私の試験結果を見ると、午前試験の足切りラインは回避しているものの、午後試験が合格ボーダーよりあと6点足りないというなんとも微妙な結果となってしまいました。

そもそも60%以上で合格の試験において、この得点率では完全に勉強不足でした。

勉強方法と勉強した時間

2ヶ月というタイトルで銘打ってますが、時間換算するとトータル120時間くらいです。

実際は通勤時間と、試験2週間前の土日に各6時間ずつ勉強しました。完全に勉強不足ですね(二回目)

午前試験対策:通勤の往復約2時間の間に過去問道場をひたすら解く

午後試験対策:キタミ式の参考書を平日夜に眺める。重点対策を土日の4日を使って各6時間ずつ解く

午前試験対策

午前試験対策は過去問をひたすら解きます。

わからないところや、確実に理解したい問題などがあればキタミ式参考書を眺めます。以上です。

午後試験対策

受けて思ったこととしては、当たり前ですが参考書必須です。無いと合格不可能ですね。(あったら受かると言っていない)

購入すべきはド定番の2つの参考書

試験対策として調べれば必ずといって良いくらいでてくる下記の2つを購入しました。

 

ぶっちゃけるとキタミ式に関しては、一度受験してみた私の肌感で言いますと

「ワガハイは資格を取りたいだけ!!理解は二の次!合格すればそれで良いんじゃ!」

というのであれば無くてもなんとかなります。

私は買いましたけど◯

キタミ式は本で買うかどうかかなり迷ったのですが900ページくらいあってめちゃくちゃ分厚かったのでKindle版を買いました。

私のように参考書内にはあまり書き込みしないタイプの方はKindleのほうがいいんじゃないかな?寝転がって参考書眺められるのは快適すぎます。

 

午後問題の重点対策は必須

こちらは書籍で買いましょう。

勉強方法としてはこんな感じです。

  1. 出題されるテーマから勉強するテーマを5〜6つに絞る。
  2. 絞ったテーマの各章の問題を解く。
  3. 過去問を印刷(めんどくさい)して解く。

テーマを絞るのは必須

出題範囲が膨大で、そのなかから必須1題と、4題を選んで解答します。

出題範囲
  • 情報セキュリティ (必須)
  • ストラテジ系
    • 経営戦略
    • 情報戦略
    • 戦略立案・コンサルティング技法
  • テクノロジ系
    • システムアーキテクチャ
    • ネットワーク
    • データベース
    • 組込みシステム開発
    • 情報システム開発
    • プログラミング (アルゴリズム)
  • マネジメント系
    • プロジェクトマネジメント
    • サービスマネジメント
    • システム監査

付箋を張るとすぐに各章のページが開けるので付箋があるとめちゃくちゃ便利ですね。

おすすめの選択テーマはひとそれぞれだが参考までに・・・

私が選んだのは

  1. データベース
  2. プログラミング
  3. 経営戦略
  4. 組み込みシステム開発
  5. システム監査

以上の5つです。

情報セキュリティ

これは必須テーマです。

秘密鍵と公開鍵に関しての問いがかなり高確率で出題されます。メールの送信受信のフローの中でどのような暗号化がされているかなども問われます。出題範囲の狭いこのテーマは得点源なので重点的に学習しましょう。

データベース

業務で使用しているため、かなり勉強不足で望みましたがなんとかなりました。主キーや外部キー、正規化などの基礎的な問題ばかりなので章問を理解しながら解くだけで十分得点源になります。

データベースに馴染みがなくてさっぱりわからない人は他のテーマを選ぶべきです。

プログラミング

これは未経験だととっつきにくいかもしれませんね。

プログラミングなので正しい答えが必ずあるのが選択理由です。 アルゴリズムばかりでたら運が悪かったと思ってください。

経営戦略

これは国語の問題です

文章問題✕マーケティングなので、文系かつ経営学部だった私のおやつでした。計算問題は無かったはずなので計算が苦手なら選択しましょう。

組み込みシステム開発

難しいときと簡単なときの差が激しいです

アルゴリズムの出題を文章問題にしたような出題方法です。答えを解くための鍵がかならず文章内にあるので全問不正解になることは無いでしょう。計算問題はなかなか難しいですが、頑張れば解けることもあるので重点対策の参考書を頑張りましょう。

システム監査

文系の希望です。難易度がかなり低く、出題範囲も狭い国語の問題です。

上長から依頼されて自分(一般社員)が監査のための資料をまとめたのだが改善点はどこか、監査内容に盛り込むべき課題はどれか的な問題がでてくるのですが事前知識がなくても解けます。

貴重な得点源ですのでよほど国語の問題が苦手でなければ絶対に勉強しましょう。

まとめ

結果として不合格でしたが、どれくらい勉強すべきだったのか(過去形)がわかった貴重な体験となりました。

次回の春期はもう申し込んであります。

次こそ絶対に合格してやります!!

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