どうも、クドーです。
僕は2年ほど前に、1年半auショップで働いていました。
携帯ショップで働くことを決意した理由としては、
3つあります。
- スマートフォン(本体)に関心がある。
- 営業力を身に着けたかった。
- 店舗が多いので自宅から近いところでも選択しやすい。
一般的には、クリーンなイメージでありつつも
意外と忙しそうだと思っている方が多そうですね。
少し詳しい方だとノルマがあり大変そうだと思っている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うとその通りで、
平日は比較的暇ですが土日は非常に忙しく、ノルマはあります。
忙しさという点では個人的にですが、学生時代の飲食店でのアルバイトのころのほうが普通に忙しかったので
僕の中ではまだまだ許容範囲の忙しさでした。
ノルマに関しては、僕の働いていたお店はそこまで厳しくなく、そこそこ取れていたら文句は言われませんでした。
同じキャリアであれば、店舗を運営している会社や地域によってノルマの厳しさは変わるとは思います。
ちなみにキャリア三社の中ではソフトバンクが一番ノルマが厳しいですね。
僕が経験したのはauショップですが
今からauなどの携帯ショップで営業として働きたい人や、具体的にどんな商材があるのか気になる方向けにお伝えしていきます。
- 携帯電話のアクセサリーをオススメする
- auのクレジットカードや提携しているじぶん銀行の口座をオススメする
- auでんきや関電ガスfor auへの切り替えをオススメする。
- ウォーターサーバーをオススメする
- まとめ
目次
携帯電話のアクセサリーをオススメする
実は携帯ショップはお客さんに携帯電話やスマートフォンの新規契約や、機種変更してもらうだけではほとんど儲かりません。(儲かっているのはKDDIです)
ですので、スマートフォンを新しく購入してもらったら、保護フィルムや、カバーケースをオススメします。
こういうアクセサリー類の売上も携帯ショップで利益を上げる手段の一つです。
また、商材の中でも、お客さんの単価を上げる一番の商材です。
デザインの優れたものや、頑丈なケースなど色々ありますが、僕がお客さんにオススメするときは比較的頑丈なものをオススメしていました。
もちろん若い女性のお客さんであればおしゃれなケースも勧めていました。
販売しているアクセサリーは正直なところ一般のお店よりちょっと高いです。
一応携帯ショップでアクセサリーを買うメリットとしては
- 保護フィルムを購入したらついでに貼ってくれるところもある。(絶対ではない)
- ケースやカバーの買い間違いが起きにくい。
こういうメリットがあります。
失敗したらいけないので保護フィルムを貼るサービスを行わないところもありますが、大方のお店で貼ってくれるでしょう。
もし不安であれば念の為購入前に事前に確認したほうが良いです。
家電量販店などで購入した場合でも保護フィルムを貼るサービスがありますが有料のところがほとんどです。
僕はフィルムを貼るのが割と得意なのでお申し出があれば貼ってあげていました。
auのクレジットカードや提携しているじぶん銀行の口座をオススメする
携帯電話とセットで販売しやすいアクセサリーとは違い、
これ以降紹介していく商材から営業力の見せ所になってきます。
まず、僕のポリシーとして、商材の制約後にお客さんにデメリットが懸念されたり、メリットが非常に薄いものは一切提案していませんでした。
auクレジットカード
auの携帯料金を支払うごとに一定量のauのポイントもたまるのですが、
auのクレジットカードを使って料金を支払う
つまり、クレジット決済で携帯料金を支払う設定にするとポイントが2倍たまるようになります。
ですので、口座から直接引き落としにしてらっしゃるお客さんにオススメしてみると興味を示してくださる方もいるでしょう。
ちなみに僕は、上記のポイント2倍たまる特典と、
一定のポイントが溜まると携帯料金に対してポイント値引きができる仕組みをお伝えしていたら2割~3割くらいのお客さんから成約をもらっていました。
auのクレジットカードは年会費無料のシルバーと年会費1万円のゴールドがあります。
詳しい特典は割愛しますが、
ゴールドカードに関しては存在そのものが正直メリットが薄いです。
※docomoのゴールドカードはポイント還元率が10%と非常に高いのでdocomoであればおすすめします。年会費は同じく1万円です。
基本的には年会費無料のカードをオススメしていました。
ポイントの還元率は1%とそこそこ良いですが、楽天カードとほとんど変わらないです。
ですので楽天カードをすでにお持ちのお客さんには、一応紹介してみる程度にして興味を示してくださったらご案内していました。
逆にお客さんが楽天カードを持っていなければ普段使いでもポイントが1%たまるので積極的にお勧めしてましたね。
じぶん銀行
auショップの中で僕が一番嫌いな商材です。
じぶん銀行そのものは良いと思います。
auと三菱UFJ銀行が出資しているネットバンキングですね。
口座開設はもちろん無料で、auで申し込むと個人情報などを入力する手間が省け、ネットバンキングに興味があるのであれば良い商材だと思います。
口座振替などもかなり楽ですしね。
ただしそこまでネットリテラシーの高いお客さんの来店は少ないです。
お客さんを良い意味で選別せず、わけがわからずにいるお客さんに対しても、ノルマのためにご案内するほかの店員にはあきれていました。
話がそれましたが、メリットとしては
携帯料金の引き落とし口座をこのじぶん銀行にするとポイントが追加でたまりやすくなります。
ですが、最初の1年目にしかその恩恵を得られず、設定後は毎回この口座にお金を入れなければなりません。
設定すればメインの口座から定額自動入金機能でお金を自動でじぶん銀行に移せますがデメリットがあります。
- 口座開設なので審査が数日あるため当日に設定できない
- 定額自動入金は1万円からしか設定できない。(千円単位は不可)
上記のようなデメリットが痛いです。
口座の審査に関しては仕方ないところもありますが、定額自動入金もあまり役立ちません。
1人で携帯料金を支払っている方ではさすがに1万円を超えることはないと思うので、無駄にお金が口座間で分散してしまうので管理が面倒になります。
またじぶん銀行の商材に関して一番しょうもないところは、
ショップの店員に商材として取り扱わせているにも関わらず、設定方法やじぶん銀行カードの使用方法などを説明してはいけないのです。
銀行や金融の商材を詳しく説明するには資格がいるらしいからです。
なのでお客さんから質問があった際は、目の前に僕がいるのに、お客さんをコールセンターに繋ぐというばからしいことをしなければなりません。
上記の理由で僕はほとんどこの商材は獲得していません。
お客さんのメリットが薄く、管理が煩雑になるようなこんなバカなものの獲得ノルマを課すKDDIにはあきれます。
ドコモも通信キャリアなのに、「らでぃっしゅぼーや」とかいうわけのわからん
野菜の通販をしていましたね。あきれます。
auでんきや関電ガスfor auへの切り替えをオススメする。
auでんきも関電ガスfor au(関電ガスと同じ)も電力の自由化後すぐに登場しました。
これに関しては無料で申し込みができる上にお客さんにデメリットが少なく、かつ申し込みも簡単なのでauの商材の中でも割と良いと思います。
僕の成約率は2割~3割程度でした。
auでんきに申し込むと、月々の電気代に応じて、auのポイントが毎月最大5%たまります。
申し込み後7~14日で電話がかかってきてauでんきへの切り替え時期を決めます。
大がかりな工事などもせず、通常の電気メーターからスマートメーターというのに切り替えるのに30分程度立ち合い(要らない場合もある)するだけです。

一応デメリットはあって、前月利用分ではなく2か月前の電気代の請求がきます。
わかりにくいかもしれませんが、
10月の電気代の支払い→8月に使った電気代を支払う
11月の電気代の支払い→9月に使った電気代を支払う
こんな感じです。
また、メリットともデメリットとも取れますが、
紙で電気代の請求書が届かなくなり、auでんきというアプリもしくはウェブサイトで確認するようになります。
個人的にはメリットだと思っています。
請求書は紙で届いた方が安心するという方もいらっしゃいますが、請求書を毎月大事にとっている家庭は少ないと思います。
切り替え後は、電気代をauでんきのアプリやウェブサイトで確認できるようになり、月々の電気代を比較して見られるようになるのでわかりやすいです。

関電ガス
関電ガスに関しては大阪ガスよりも単純に料金が下がるのでおすすめです。
こちらも切り替えにあたって費用は一切かかりません。
解約時も一般の家庭であれば(法人ではないこと)解約金もかからないので試しやすいです。
強いてあげるのであればデメリットは突発の申込ができない点です。
関電ガスへの申し込み時には、自宅のガス供給地点番号というのがわからないといけないのですが、そんなものを把握している人は存在しないでしょう。
ですので後日ご来店いただいたり、帰宅後に電話でガスの供給地点番号をお伝えいただくことで成約することが多いです。
ウォーターサーバーをオススメする
これもじぶん銀行とならんで僕が嫌いな商材の一つです。
正直邪魔ですし、きれいな水にこだわりたい方しか興味を示さないでしょう笑

しかし、携帯本体の代金をポイントで値引きしたり、後日大幅にポイントがもらえたりすることがあります。
月々サーバー代がかかりはしますが、それを考慮したとしても還元されるポイントや値引き料によっては普通に携帯電話を契約するより金銭的に特になるケースが存在します。
デメリットは、契約後特定の月以外に解約をするとポイントがもらえなかったり、金銭的に得にならない場合があることです。
店員から、〇〇月に解約してください(本当はこんな案内するのはグレーです)という説明があったら、その月に解約することを絶対忘れないようにしましょう。
もちろん気に入ったらそのまま使えば良いと思います。
当時の僕がこの商材を案内する際は、一人暮らしの方や接客を通して「この方はネットリテラシーが高い」と判断したお客さんには提案しておりました。
成約率としては3か月に1台成約できるかできないかくらいですね。
とはいうものの個人的には、そもそも携帯電話の新規契約または機種変更のために来店しているお客さんにオススメするのは意味が分かりません。
副商材を取り扱うにしても、もう少し関連性のあるものにしてほしいですね。
ちなみにauが取り扱っているフレシャスというウォーターサーバーはかなり高級路線のサーバーのため、もし興味があるのであればほかのサーバーもしっかり吟味しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
携帯ショップは生き残るために携帯電話以外にたくさんの副商材を取り扱っています。
携帯電話やスマートフォンが好きで、かつ営業力を養うという点においては最高の仕事です。
ショップによってはノルマのために強引に商材を案内するよう指示する店もあり、ノルマに追われて営業するのが嫌で辞めるかたも少ないないみたいです。
もしそんなしょうもない売り方をするショップに勤めているならすぐやめましょう。
もちろんショップ店員として働く以上、営業として数字をあげることは大切です。
しかしお客さんに全くメリットのない商材を手あたり次第強引に案内することはいけないと僕は思っています。
店長からそういった強引な案内をするように指示があった際は無視していましたし、案内をしなくて怒られたときは、言い返していました笑
万人にオススメできる完璧な商材なんて存在しません。
お客さんそれぞれのお話を聞いたり、契約状況を見て、オススメできる商材を自分で判断してご提案する。
そして提案した商材が成約したときのうれしさこそがショップ店員の仕事の醍醐味です。